女性に捧げられた薔薇色のバラ オマージュローズ

実在の人物や物語のヒロインに捧げられたフェミニンなバラたち。ピンクをベースにしたやわらかい花色とデリケートな甘い香りが女性らしさを表します。そばにいるだけで私たちの生活に癒しを与え、薔薇色の夢が広がります。(オマージュ:フランス語で、敬意を表した捧げもの意味)
モナコ公国「グレース大公妃バラ園」のリニューアルオープン(2014年6月)にあたり、シャルレーヌ公妃に捧げられました。パステルピンクの花色が、60~70枚ものフリルがかった花弁と相まって大変華やかな抱え咲きを見せます。「ローズ・ド・メ」(「5月のバラ」の意)の心地よくデリケートで甘味な香りです。
花名は、デンマーク王のひ孫、クリスティアーナ・フォン・ザクセン・メルゼブルクから。100~120もの花弁のディープカップ咲きで、花は房になってゆっくりと開花します。香りはレモン、シャンパン、エルダー、ラズベリーのトップノートから、夏の雨の後のフレッシュなリンゴのミドル、軽やかで甘美なクラシックローズの香りのベースへ移り行きます。
脚本家倉本聰氏が、自作ドラマ「風のガーデン」の世界観を最も表わすバラを選び、作中ヒロインから命名したバラ。名前の由来は「おじいさんが死んだ日にここで涙を流しました。そのとき足元にあったのがこのバラです」(倉本聰氏)60枚のクリーム地にピンクのふんわりと柔らかい花色の花弁を咲かせるフルーティな香りのバラです。
花名は、ドイツで子供たちの権利保護を支援する慈善活動家(ユネスコのNPO法人イノセンス・イン・デンジャー ドイツ支部長)の、ステファニー・ツー・グッテンベルクから。「鉄血宰相」ビスマルクは彼女の曾々祖父にあたり、夫ツー・グッテンベルク男爵家は歴史ある上流貴族です。