バラの人、鈴木省三の生誕100年を記念し発表された四季咲き大輪のバラ。
現在の京成バラ園芸育種家、「武内俊介」から初代育種家「鈴木省三」へのオマージュ。
当時流行していた剣弁高芯タイプの凛とした花形に現代風の爽やかで甘い香りを併せ持ち、とても華やかな雰囲気。
爽やかで甘い香りは、“第 4 回国営越後丘陵公園 国際香りのばら新品種コンクール”で銀賞に輝き、パフューマーから「ティーの香りに強いバラの甘さとレモンの様な爽やかさ、弱い墨の様なウッディノートのある豊かな香り。」と評される。
名前の由来は、ニュージーランドを訪れた際に新聞の記事に写真入りで紹介され、そこで「ミスター ローズ」という愛称で紹介されたのがきっかけであると言われている。
日本のバラ育種界の先駆者。わずか24歳でとどろきばらえんを設立後、第二次世界大戦の中でも300種のバラを守り続ける。
45歳で京成バラ園芸研究所所長に就任。剣弁高芯咲のバラを中心に数多くのバラを作出した。
“ローマ国際コンクール”やアメリカの“AARS”など、世界屈指のバラコンクールで受賞し、日本のバラの素晴らしさを世界に広めた。
バラに対する情熱は他を圧倒し、新たなバラの開発でだけではなく、日本へのバラ文化の普及や開発者の権利を守る種苗法制定にも力を注ぎ、バラ界への貢献は計り知れないものがある。